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第115回学術集会(平成20年6月15日(日))

【一般演題】
子宮体癌
低分化型若年性子宮体癌の一例


杉山 重里, 田中 京子, 簡野 桂子, 服部 純尚, 倉橋 崇
国立病院機構埼玉病院産婦人科


 【緒言】近年増加傾向にある子宮体癌において発生年齢のピークは50歳代後半にあるとされる.40歳未満の若年性体癌は約5%と少なく,その多くはエストロゲン依存性の高分化または中分化型であり,比較的予後良好である.今回我々は,低分化型若年性子宮体癌の一例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
 【症例】35歳,既婚,0経妊0経産.月経不順あり,ホルモン製剤投与歴無し,BMIは18.8であった.感冒・下腹痛にて前医外科受診し,腹部骨盤CTにて子宮内腫瘤を指摘され子宮体癌疑いにて当院紹介受診となった.子宮内膜組織診を施行し,類内膜腺癌と診断された.拡大子宮全摘,両側付属器切除,骨盤・傍大動脈リンパ節郭清を行い,術後の病理診断では,類内膜腺癌Grade3であった.また,傍大動脈リンパ節を含む複数のリンパ節転移(10/42)を認めた.術後化学療法を6コース施行し,現在再発徴候は認めていない.
 【結語】若年であっても不正出血等が認められた症例に対しては,積極的に子宮内精査を施行することが重要であると考えられた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(2) 175-175, 2008


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