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第116回学術集会(平成20年11月29日(土),30日(日))

【奨励賞候補演題2】
奨励賞候補演題2
子宮体癌再発例の維持療法としてのMPA療法


佐々井 真純, 沖 明典, 岩城 真奈美, 兒玉 理, 安倍 梓, 水口 剛雄, 岡田 智志, 松本 光司, 佐藤 豊実, 吉川 裕之
筑波大学臨床医学系産婦人科


 子宮体癌の再発・転移例に対する治療は子宮体癌ガイドラインでプラチナ製剤中心の多剤併用が推奨されるが,卵巣癌に比して適応のある抗癌剤やregimenが少なく,根治・緩解は困難と言わざるを得ない.黄体ホルモン療法に関しては,効果は限定的で化学療法に併用するエビデンスも乏しいとしている.今回再発子宮体癌症例に対してmedroxyprogesterone acetate(MPA)による維持療法を試み,長期間コントロールできた症例を4例経験したので報告する.症例はIc〜IVb期の高分化型腺癌例で,初回治療に広汎または準広汎子宮全摘術+リンパ節郭清を行い術後に放射線療法や化学療法を追加した.MPA療法の対象となった再発巣は初回治療終了後7-25ヶ月時に発見された多発肺転移(1例では腟壁転移含む)である.TC(PTX/CBDCA)療法6-7コースを施行後にPDまたは小結節の残存と判定された3例と前治療の無い1例に対してMPA 600mgにAspirin 81mgを併用して連日投与した(子宮温存治療に準じた600mg/dayを投与した).その結果2例で腫瘍が消失,他の2例では縮小し,MPAの投与開始から平均22(6-39)ヶ月全例無増悪生存中である.合併症として,1例でラクナ梗塞が偶然発見されMPAをtaperした.このMPA維持療法は,1,高分化型腺癌,2,前治療で腫瘍縮小か未治療例では腫瘍径1cm程度,3,多発転移等手術適応なし,4,治療に理解があり協力的であること,等を適格条件としている.長期化学療法により骨髄が疲弊した症例でも維持可能であり,血栓症の合併に注意さえすれば,長期延命または治癒をも期待できる維持療法となりうる可能性が示唆された.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(3) 231-231, 2008


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