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第116回学術集会(平成20年11月29日(土),30日(日))

【一般演題】
卵巣癌2
卵巣肺型小細胞癌の1例


竹中 将貴, 尾見 裕子, 森本 恵爾, 高橋 絵理, 杉山 信依, 上田 和, 矢内原 臨, 柳田 聡, 田部 宏, 高倉 聡, 山田 恭輔, 田中 忠夫
東京慈恵会医科大学産婦人科


 卵巣の肺型小細胞癌の典型的な臨床像は,閉経後女性の腹部腫瘤である.今回我々は若年女性に発症し,急速に進行した卵巣肺型小細胞癌の1例を経験したので報告する.症例は26才,1経妊1経産婦,下腹部違和感を主訴に近医受診.卵巣腫瘍を指摘され当院に紹介された.画像検査では,左付属器に径10cmの充実性腫瘍と傍大動脈リンパ節腫大および多発性肺転移を認めた.腫瘍マーカーはCA125 157U/ml,CA19-9 79U/ml,CEA 59.8U/mlが高値,血清カルシウム値は正常,消化管精査では異常を認めなかった.術式は左付属器切除および大網切除で,病理組織診断は肺型小細胞癌であった.術後化学療法は肺原発小細胞癌でも用いられているイリノテカン+シスプラチンのレジメンを採用した.一時期は肺転移巣と傍大動脈リンパ節の縮小も観察されたが,6コース目に既存の転移巣増大および多発性脳転移が出現した.全脳照射治療を計画したが,急激な転移性脳腫瘍の増大により初回治療より6ヶ月で永眠された.本症例について文献的考察も加えて報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(3) 238-238, 2008


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