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第116回学術集会(平成20年11月29日(土),30日(日))

【一般演題】
生殖内分泌・不妊1
子宮体癌術後にヘパリン起因性血小板減少症(2型)を合併した一例


増田 英理子, 吉川 由利子, 西村 陽子, 福田 貴則, 小出 直哉, 鈴木 啓太郎, 長尾 充, 久志本 建
町田市民病院産婦人科


 近年,血栓症を予防する目的に周術期に間欠的空気圧迫法やヘパリンを用いる機会が増えてきている.しかしヘパリンには血栓予防目的に使用されるにも関わらず逆に動静脈血栓を併発し致死的な合併症となり得るヘパリン起因性血小板減少症(HIT:heparin-indused thrombocytopenia)の副作用がある.HITには1型と2型があり,2型の発症頻度は1〜3%と言われている.今回我々は婦人科悪性腫瘍術後にHIT2型を合併した1例を経験したので報告する.症例は63歳,女性,子宮体癌1b期の患者で,腹式単純子宮全摘術,両側付属器摘出術と骨盤リンパ節郭清術を行っている.手術直後より血栓予防目的でヘパリン1日5000単位持続静注を3日間行った.術後10日目に3万/dlまで血小板減少するが自然軽快する.術後21日に咳,全身倦怠感,左足の発赤,疼痛,腫脹認め,術後24日には38℃の発熱あり循環器科で肺梗塞と深部静脈血栓症と診断され,ヘパリン投与後再度血小板減少しヘパリンPF4抗体陽性のためHIT2型と診断した.その後下大静脈フィルター,抗凝固療法や血栓溶解療法を組み合わせて症状改善した.以上より術後の原因不明の血小板減少につき本疾患も念頭におき治療することが必要と考えられた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(3) 244-244, 2008


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