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第116回学術集会(平成20年11月29日(土),30日(日))

【一般演題】
ART
胚移植困難症例に対する経腟超音波検査下の胚移植法の有用性


徳岡 晋
とくおかレディースクリニック産婦人科


 【目的】胚移植困難症例に対する経腟超音波法の有用性を検討【方法】対象はH19年1月からH20年5月までに当院で胚移植を実施した28歳から45歳までの111人(229周期)である.採卵前周期に胚移植の難易度を確認するためゾンデ診を行い,困難例には前周期にヘガールでの頚管拡張や採卵時にラミセルの挿入を行った.またゾンデ診の難易度に関らず,後屈や膀胱の蓄尿不足,肥満例にも経腟法を用いた.【成績】ゾンデ診では,6.1%(7人)がカテーテル挿入困難で,16.1%(18人)がやや困難,77.8%(86人)が容易であった.経腟法は50周期で実施され,妊娠率は24.0%,経腹法は179周期で19.6%であり,妊娠率に有意差はなかった.経腟法は子宮内膜の解像度に優れ,移植時の胚の注入状態を良好に把握できた.肥満例や子宮後屈で膀胱と子宮間の小腸ガスのために子宮内膜像の描出が困難な場合などに経腟法は最も有効であった.【結論】尿の充満度に左右されず,移植時の子宮内膜解像度が鮮明である経腟法は,非常に有効であり,患者さんの蓄尿に対する心的要因の解消の点でも有効な手技である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(3) 270-270, 2008


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