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第116回学術集会(平成20年11月29日(土),30日(日))

【一般演題】
産科出血
既往帝王切開例の妊娠中期中絶における子宮破裂の症例


里野 美佳, 大藏 慶憲, 松浦 孝幸, 堀内 縁, 島 絵美里, 宇野 雅哉, 八重樫 優子, 小林 康祐, 宇田川 秀雄
総合病院国保旭中央病院産婦人科


 妊娠中期の子宮破裂は稀だが,既往帝王切開例の妊娠中期中絶ではその頻度が高いことが知られている.今回既往帝王切開例の15週の中絶中に生じた子宮破裂の症例を経験したので報告する.【症例】42歳,6経妊2経産(帝王切開1回(25歳),帝王切開後の経腟分娩1回(27歳),その後人工妊娠中絶4回)妊娠15週の人工妊娠中絶希望【現病歴】中絶希望にて妊娠15週1日に前医を初診した.ラミナリア挿入後にやや多目の出血を認めた.妊娠15週2日ラミナリアを1本抜去したところ大量の出血を認めたため,前置胎盤,頚管妊娠の疑いで当院に搬送となった.【入院後経過】当院でガーゼとラミナリアを抜去した時点では出血は少量であった.経腟エコーで後壁の辺縁前置胎盤を認めた.診察中に再度大量の出血を認めた.辺縁前置胎盤か子宮破裂による出血と考え,腹式単純子宮摘出術の方針とした.開腹すると子宮はだるま型で子宮体下部が膨隆していた.前回の帝王切開創の筋層が被薄化し,膨隆しているようであった.表面の癒着を剥離していくと子宮筋層が欠損している部分を認め,卵膜と絨毛が子宮外へ突出していることを確認した.妊娠中期の子宮破裂と診断し,子宮摘出術を施行した.術後経過は良好で術後8日目に退院となった.【考察】妊娠中期の子宮破裂は稀ではあるが,既往帝王切開例や頻回の子宮内操作例では当症例のように疼痛を伴わず,出血のみで子宮破裂を発症することがあることを考慮に入れるべきであろう.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 45(3) 296-296, 2008


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