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第117回学術集会(平成21年6月14日(日))
【一般演題】
悪性腫瘍,その他2 寛解を得られた筋層内病変著明な侵入奇胎の一例
小島 淳哉, 高木 美樹, 伊東 宏絵, 長谷川 真理, 佐川 泰一, 芥川 修, 井坂 惠一
東京医科大学産婦人科
侵入奇胎は治療に抵抗し,子宮摘出にいたることが多く胞状奇胎掻爬後10〜20%に侵入奇胎,絨毛癌を発症するとされている.今回子宮筋層に著明に侵入し,hCG値異常高値を認めたもののMA療法にて寛解に至った症例を経験したので報告する.症例は31歳0経妊0経産.前医初診時妊娠9週であり,エコー上胞状奇胎が疑われ,子宮内容掻爬術施行した.全胞状奇胎の診断にて再掻爬術施行した.その後の観察にて掻爬後5週時hCG値再上昇となる.子宮筋層内20mm大腫瘤病変出現,胸部CTでは10mm大の陰影あり,当科紹介受診となる.受診時(掻爬後6週)28×16mm大の子宮内腫瘤認めhCG値の上昇もあることより侵入奇胎疑いにて掻爬後10週時より十分なインフォームドコンセントの上MA療法開始となった.その際の子宮内病変は最大径40mm程に達していた.MA療法7コース施行後hCG値陰性化したためMA療法2コース追加し終了とした.子宮内病変は20mm大で残存しているが血流は認められていない.現在カラードップラー上,血流は認められずhCG値陰性化した状態であり,外来経過観察中である.
日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(2)
185-185, 2009
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