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第118回学術集会(平成21年11月7日(土),8日(日))

【一般演題】
子宮頸部腫瘍2
子宮頚部明細胞癌に対して放射線動注化学療法が奏功した1例


矢田 大輔, 村上 浩雄, 乙め 雅子, 田島 浩子, 幸村 康弘, 伊東 宏晃, 杉原 一廣, 金山 尚裕
浜松医科大学産婦人科


子宮頚部明細胞癌は子宮頚癌のうち0.6%程度とまれな癌である.現在進行癌に対する治療法は確立されていない.今回,出血の抑制が困難な子宮頚部明細胞癌と診断された症例に対して放射線療法と動注化学療法を併用し,奏功した症例を経験したので報告する.【症例】56歳,2経妊2経産.平成20年より約10kgの体重減少を認めていた.平成21年3月10日より不正出血が認められ,3月24日に近医受診した.子宮頚部はカリフラワー状に腫大しており,病理組織ではclear cell carcinomaであった.子宮頚部腺癌3b期(T3b,N1:右閉鎖節,M0)と診断された.治療目的で5月15日に当院当科紹介された.子宮頚部全体を占拠する腫瘍は易出血性で,持続する出血のため貧血は進行していった.出血のコントロールと頚癌の治療を目的として動注化学療法と放射線療法を併用する方針とした.入院後,両側子宮動脈よりCDDP100mg/bodyを3週間おきに動注化学療法,同時に放射線療法Total 54Gyを施行した.治療開始後,著明な腫瘍の縮小を認め,治療前高値であった5月15日CA125 641U/ml,CA19-9 1657U/mlは治療後それぞれ7月8日135,292と低下した.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(3) 277-277, 2009


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