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<< 学会誌へ戻る 子宮内膜間質肉腫は子宮体部から発生する極めて稀な腫瘍である．今回，若年に発症し，筋腫分娩様発育を示した子宮内膜間質肉腫の一例を経験したので報告する．症例は38歳未経妊，未婚．平成20年3月不正性器出血を主訴に前医を受診した．そこで，腟内に変性した内膜ポリープを指摘され当院へ紹介受診となった．内診所見では子宮は超鵞卵大，細胞診は腟，頸管ともClassII，子宮内膜はClassIであった．画像診断ではMRI上，粘膜下および筋層内筋腫をみとめた．症状も軽度であったため定期的に外来にて経過を見ていた．しかし，その後も不正性器出血は持続し，平成21年4月筋腫分娩様に腫瘤が頸管より突出，また貧血の増悪を認めたため，同年，5月に経腟的子宮筋腫結紮術を施行した．病理組織検査にて子宮内膜間質肉腫，low gradeの診断を受け，同年6月に単純子宮全摘術，両側付属器切除術，大網切除術，骨盤リンパ節廓清を施行した．摘出標本の病理でも子宮内膜間質肉腫，low gradeであり，pT1cN0M0であった．今回，文献的考察を含め報告する． 日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(3) 293-293, 2009 |
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