関東連合産科婦人科学会
会員ログイン 代表挨拶
総会・学術集会
学会誌
定款
公告
利益相反
役員構成
事務局案内
求人施設一覧
関連リンク

 関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル

<< 学会誌へ戻る
<< 前のページへ戻る

【特集】
産科手術における新しい血管内バルーン閉鎖術の試み―大量出血が予想された前置胎盤症例に対するIntra-aortic balloon occlusion(IABO)の使用経験―


尾崎 江都子, 長田 久夫, 鶴岡 信栄, 田中 宏一, 尾本 暁子, 生水 真紀夫
千葉大学医学部附属病院周産期母性科


 前置癒着胎盤における帝王切開術は大量出血をきたす代表的な産科手術である.今回我々は,術中出血量の軽減を図ることを目的に,Intra-aortic balloon occlusion(IABO)を,前置胎盤の帝王切開術に使用しその有用性について検討した.対象は,最近1年半の間に当科で経験した,大量出血が予想された前置胎盤4症例である.腎動脈分岐部下の腹部大動脈でバルーンを拡張させ,術中最も出血量が増加すると思われるタイミングで1回につき最長20分間の血流遮断を行なった.偶発的にバルーンが虚脱した1例と比較して,他の3例の術中出血量は明らかに少なかった.IABOが前置癒着胎盤症例における周術期出血量低減に有用な手技となり得る可能性が示唆された.

Key words:intra-aortic balloon occlusion, placenta previa, placenta accreta, cesarean section

日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 46(4) 393-398, 2009


一般社団法人関東連合産科婦人科学会事務局 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-7 麹町パークサイドビル402 株)MAコンベンションコンサルティング内
TEL:03-3288-0993 FAX:03-5275-1192 E-mail:kantorengo@jsog-k.jp
Copyright (C) 一般社団法人関東連合産科婦人科学会