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第119回学術集会(平成22年6月13日(日))

【一般演題】
子宮頸癌
・妊娠中に化学療法を行った,子宮頸部神経内分泌性大細胞癌の一例


石川 貴久, 加塚 祐洋, 佐々木 徹, 長谷川 瑛, 松本 光代, 金 成一, 佐川 泰一, 芥川 修, 寺内 文敏, 井坂 惠一
東京医科大学産科・婦人科


妊娠中,特に胎児の胎外生活が不可能な妊娠週数に子宮頸部浸潤癌と診断された症例では,母体の救命を第一に考え妊娠を中断し治療を開始するか,胎児の胎外生活が可能になるまで妊娠を継続するか,苦渋の選択が必要となることがある.今回我々は,妊娠中に子宮頸部浸潤癌,神経内分泌性大細胞癌と診断され,Fetus in uteroの状態で化学療法を行った後に,根治的治療を行った症例について報告する.症例は29才,1経妊1経産,妊婦健診における子宮頸部細胞診でclass3aと診断され,妊娠14週で当院紹介となった.子宮頸癌1b1期にて円錐切除術を施行し,組織型を神経内分泌性大細胞癌と診断した.切除標本の断端は陽性で,リンパ管侵襲像も認めた.患者の妊娠継続の強い希望がありインフォームドコンセントのもと,胎児の胎外生存が可能な時期まで化学療法を行うこととした.シスプラチンによる化学療法を2コース施行後,腹式帝王切開術で生児を得た後,同時に広汎子宮全摘術を施行した.術後は同時化学放射線療法を行った.妊娠合併子宮頸癌の取り扱いとして,1a1期以上でかつ子宮摘出を必要とする症例では,個別に治療法を選択し治療時期を決定する必要がある.神経内分泌性大細胞癌は稀な組織型で,予後不良な悪性腫瘍として知られており,治療に苦慮することも多い.妊娠を継続し子宮頸癌に対する治療を延期することにより,母体の予後が悪化する可能性もあり,治療方法に関しては十分なインフォームドコンセントのうえ慎重に検討しなければならない.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(2) 265-265, 2010


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