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第119回学術集会(平成22年6月13日(日))

【一般演題】
子宮頸癌
・子宮頸部原発signet ring cell carcinomaの一例


矢崎 淳, 青木 宏, 池田 禎智, 岩宗 政幸, 小暮 佳代子, 村田 知美, 中村 和人, 峯岸 敬
群馬大学産婦人科


Signet ring cell carcinomaは消化管から最も多く発生するが,極めて稀に子宮頸部腺癌腸型の一亜型として発症することがある.今回我々は子宮頸部原発の一例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.症例は43歳,1経妊1経産.不正性器出血のため近医受診し,子宮頸部腫瘍を認めた.組織診で粘液性腺癌(signet-ring cell type)であったため,精査加療目的に当院紹介となった.内診・超音波検査で頸部に5cmを超える腫瘍形成があり,子宮傍結合織への浸潤は認めなかった.骨盤MRIでは64×56×44mmのT1WI低信号,T2WI高信号を示し,造影効果を伴う腫瘤性病変として認められた.腟壁および漿膜面への浸潤は認めず,胸腹部CTでは遠隔転移はみられなかった.マンモグラフィー,消化管内視鏡検査では異常を認めなかった.子宮頸癌1b2期の診断で広汎子宮全摘術を施行した.子宮頚部は腫大し一部に潰瘍を伴う病変が形成されていた.腟壁浸潤や漿膜を超える浸潤は認められなかった.摘出標本の病理組織所見では,腫瘍細胞は胞体内に豊富な粘液を有しており,印環細胞型の腫瘍細胞が主体を占める粘液性腺癌(signet-ring cell type)の診断であり,リンパ管侵襲と静脈侵襲を伴っていた.右総腸骨及び左外腸骨リンパ節への転移が認められ,pT1bN1M0,Stage1b2の診断となり,マイトマイシン・シスプラチン・ベプシドによる補助化学療法を施行.本症例は子宮頚部を原発としたが,頻度が稀であり転移例の報告も多くあるため,消化器や乳房などについての全身的な検索をすることが重要と思われた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(2) 266-266, 2010


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