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第120回学術集会(平成22年11月28日(日))

【一般演題】
優秀演題賞候補(産科1)
分娩誘発の成否を分けるキー・ファクター229例の検討


大塚 純一, 中山 真人, 鈴木 裕之, 鈴木 元晴, 難波 聡, 三木 明徳, 梶原 健, 板倉 敦夫, 石原 理
埼玉医科大学産婦人科


【目的】我々は2008年日本産科婦人科学会で当科における分娩誘発の現状を発表した.今回はさらに2年分のデータを追加検討し,分娩誘発の成否を分ける因子を解析することで,分娩誘発の成功率を高めるための指針を提案することを目的とした.【方法】2006年1月から2009年12月の過去4年にわたり当院で経験した分娩誘発229例(初産婦140例,経産婦89例)に対して年齢などの背景因子,誘発の適応,陣痛促進剤開始時点での頸管熟化の程度,分娩経過について検討した.【成績】229例のうち分娩誘発の適応は前期破水が60例と予定日超過が55例で両者で約半数を占めた.結果的に経腟分娩できた症例が180例,帝王切開となった症例が49例であり帝王切開率は21.4%であった(初産26.4%,経産婦13.5%).分娩誘発施行日数と分娩経過について検討したところ,75.5%が誘発1日目に分娩となり,うち80.9%が経腟分娩であった.初産婦について,陣痛促進剤開始時点での頸管熟化の程度と帝王切開率を検討したところBishop score 8点以上で明らかに帝王切開率が減少した.一方経産婦では5点以上で帝王切開率が減少した.【結論】分娩誘発を行うにあたって,特に初産婦ではBishop score 8点以上まで頸管を熟化可能であった例において分娩誘発が成功しやすいと考えられ,一方経産婦では5点以上まで頸管を熟化可能であった例において分娩誘発が成功しやすいと考えられた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(3) 308-308, 2010


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