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第120回学術集会(平成22年11月28日(日))

【一般演題】
その他悪性腫瘍
当院で経験した重複癌の検討


古澤 啓子, 青木 早苗, 田丸 陽子, 塚田 貴史, 後藤 亮子, 市川 麻以子, 遠藤 誠一, 坂本 雅恵, 島袋 剛二
総合病院土浦協同病院産婦人科


重複癌の定義は,1.各腫瘍は一定の悪性像を呈する,2.互いに離れた部位を占める,3.一方が他方の転移でない,という1932年にWarren&Gatesの提唱した基準が広く用いられている.また,重複癌の発生時期のずれより第1癌の発症前後6ヶ月以内に重複癌を発症したものを同時性重複癌,6ヶ月以上の間隔がある場合を異時性重複癌と分類される.近年,悪性腫瘍に対する治療法の進歩や高齢化に伴い,重複癌は増加傾向にある.また,リンチ症候群(遺伝性非ポリポーシス大腸癌,hereditary non-polyposis colorectal cancer,HNPCC)や家族性乳癌・卵巣癌症候群といった家族性に集積する婦人科癌の存在や,HPV感染と子宮頸癌といったウイルス感染と癌の関係が示されており,重複癌増加の一端を担っていることが窺われる.更に,放射線治療後の2次癌,乳癌既往者のホルモン治療による子宮内膜癌,エトポシドなどの抗癌剤使用に起因する治療関連白血病など,第1癌治療に関連した重複癌発症リスクも指摘されている.当院で経験した重複癌を,子宮頸癌・子宮内膜癌・卵巣癌それぞれにつき診療録の記載から年齢,基礎疾患,家族背景,重複癌種,組織型,発生間隔,予後などを後方視的に検討し,報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(3) 350-350, 2010


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