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【症例報告】
前置癒着胎盤帝王切開に大動脈閉塞バルーンカテーテル(IABO)を使用し子宮摘出した1例


鈴木 大輔, 曽田 雅之, 篠崎 博光, 田口 千香, 大澤 稔, 塚越 規子, 山田 清彦
前橋赤十字病院産婦人科


 前置癒着胎盤帝王切開では出血量が多くなりやすい.近年,様々な血管内バルーンカテーテルを使用して出血量を減少させる試みがなされている.今回我々は全前置胎盤帝王切開において大動脈閉塞バルーン(IABO)を使用し出血量を抑制させることができた1例を経験したので報告する.症例は41歳の初産婦で過去に3回の開腹子宮筋腫核出術を施行されていた.体外受精凍結胚移植にて妊娠成立.妊娠30週から前置胎盤および切迫早産にて管理入院となっていたが妊娠37週の帝王切開予定日まで妊娠継続でき選択的帝王切開に至った.胎盤は容易に剥離できたが,その後急速に出血が増量した.IABO挿入したところ術野の出血量が減少し腟上部で子宮を摘出した.術中・術後とも合併症は認めなかった.前置癒着胎盤での出血コントロールにIABOは有効であると考えられた.

Key words:Placenta previa, Intra-aortic balloon occlusion, Cesarean section, Cesarean hysterectomy

日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(4) 423-426, 2010


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