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第121回学術集会(平成23年6月12日(日))

【一般演題】
挙児希望のある子宮筋腫症例に対する子宮筋腫核出術についての検討


平田 麻実, 石井 怜, 北野 麻衣子, 梅木 英紀, 染川 可明
総合病院取手協同病院産婦人科


【目的】妊孕性温存を希望する患者の子宮筋腫核出術後,妊娠に至ったものの妊娠分娩転帰から,子宮筋腫を有する妊娠可能年齢の患者に対する,術後の妊娠分娩を考慮した子宮筋腫核出術の適応について検討する.【方法】当院における2008年4月から2011年3月までの3年間に,当院にて施行した妊孕性温存希望女性に対する子宮筋腫核出術後,妊娠に至り,経過を追跡し得た症例3件および,同期間に,当院にて子宮筋腫核出術後分娩に至った13件の妊娠分娩転帰について,また,妊娠前に施行した子宮筋腫核出術の内容を知り得たものについて,子宮筋腫の部位,大きさ,筋腫の個数,術式につき,後方視的に検討する.【結果】対象16例のうち,初産は13例,経産は3例であった.帝王切開群は12例(75%),経腟分娩群は4例(25%)であった.当院にて子宮筋腫核出術を施行した症例は5例であり,帝王切開となったのは1例(20%)であった.これらにつき,分娩前の子宮筋腫核出術の内容について,検討を行なった.子宮筋腫核出術後妊娠は,分娩様式として帝王切開となる割合が高く,その多くは,他院にて筋腫核出術が施行され,内容の充分な検討が不可能であることが多い.また,反復帝王切開となる場合も多い.反復手術による侵襲を考慮すると,可能である限りTOL可能となるような子宮筋腫核出術の計画が望まれる.実際には,TOL可能である症例は多く,反復手術を避けるため,妊娠分娩を考慮した,妊孕性温存希望女性における子宮筋腫核出術の適応を,文献的考察を含めて検討する.


関東連合産科婦人科学会誌, 48(2) 185-185, 2011


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