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第121回学術集会(平成23年6月12日(日))

【一般演題】
腹腔鏡下手術における縫合,結紮時間のラーニングカーブの検討


中山 健1), 青野 抄子1), 石川 哲也2), 柴田 哲生3), 野口 有生1)
大和徳洲会病院産婦人科1), 昭和大学産婦人科2), こまざわレディースクリニック産婦人科3)


腹腔鏡下手術は開腹手術とは異なり,限られた空間で行われる手術のため,様々な手技が制限される.特に縫合,結紮の手技は制限を受けやすい.縫合,結紮は開腹手術と同様に腹腔鏡下手術では重要な基本手技であるが,難易度が高いと考えられており,その技術習得には多くのトーレーニング,経験が必要と考える.今回,縫合,結紮を多く行う,腹腔鏡下子宮筋腫核出術において,同一術者における縫合,結紮時間のラーニングカーブについて検討したので報告する.同一術者が行った腹腔鏡下子宮筋腫核出術において,針を腹腔内に挿入し,運針を始めるまでの時間(以下時間A),縫合に要した時間(同時間B),結紮に要した時間(同時間C),それらの合計時間について検討した.当院では子宮の縫合をZ縫合で行っており,時間Bはそれに要した時間を計測した.結果は1症例目(初執刀)では,合計時間の平均は10分を越えていたが,その後症例を経験することにより,19症例目には5分11秒とほぼ半分に短縮できた.特に時間Bは,1症例目では4分35秒であったが,19症例目には1分56秒と半分以下に短縮できた.しかし,同一施設で行った専門医取得医師の合計時間の平均は2分12秒であることを考えると,更なる技術の向上が必要と思われる.


関東連合産科婦人科学会誌, 48(2) 185-185, 2011


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