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第121回学術集会(平成23年6月12日(日))

【一般演題】
不育症を呈した非定型中隔子宮の3症例


小野 修一1), 桑原 慶充1), 渋井 庸子1), 五十嵐 美和1), 阿部 崇2), 峯 克也1), 竹下 俊行1)
日本医科大学産婦人科1), 加藤レディースクリニック産婦人科2)


子宮奇形は不育症の原因として重要であり,通常は2 D 超音波検査によるスクリーニングを行い,適宜HSG,MRI,子宮鏡等,複数の検査結果を統合し診断を確定する.今回我々は,上記の診断法に加え新規に導入した3 D 超音波検査を用い子宮奇形のASRM 分類に当てはまらない非定型的な中隔子宮と診断し治療を行った3 症例を経験したので報告する.いずれの症例も,腟鏡診で子宮口が2 つ確認され双頸双角子宮または完全中隔子宮が疑われた.2D 超音波検査では子宮体部に2 つの内腔を認め,さらにMRI では子宮底部の陥凹を認めず,中隔子宮に特徴的な所見を有していた.一方で,子宮鏡および子宮卵管造影にて左右内腔の交通を認め,完全中隔子宮は否定的と考えられた.3 D 超音波検査では,子宮内腔を分ける隔壁が頚部で明確に欠如し,子宮底部の陥凹を認めないことから,非定型的な中隔子宮,すなわち頚部中隔を有さない双頸中隔子宮の診断に至った.2 症例では子宮鏡下に子宮中隔切除術を施行した.1 症例はJones-Jones 変法を施行し,現在妊娠10 週であり外来にてフォローアップ中である.


関東連合産科婦人科学会誌, 48(2) 230-230, 2011


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