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第122回学術集会(平成23年10月30日(日))
【ワークショップ2】
時系列報告@宮城県立こども病院
佐藤 聡二郎1, 小澤 克典1,3, 宮下 進1,3, 室月 淳1,3, 八重樫 伸生2
宮城県立こども病院産科1, 東北大学病院産婦人科2, 東北大学大学院医学系研究科胎児医学分野3
当病院は仙台市西部にあり津波の影響はなかったが,それでも震度6強の洗礼をまともに受けライフラインと通信手段は即時遮断した.元来,地震多発地帯に位置しなおかつ3年前(2008年)に宮城県沖地震を経験しているためそれなりの準備や訓練はしていたものの,広範にわたる地域で被害が大きかったため復旧に要した時間は予想以上で,その間の医師・患者・患者家族そして病院職員の苦悩は筆舌に尽くせないものがあった.大規模災害に直面したとき,実際どのような問題が生じどのようなプロセスで対処したかを産婦人科の枠を越えた領域も含めて出来るだけ正直に報告することで今後の産婦人科だけでなく病院全体の防災計画の一助となれば幸いである.
関東連合産科婦人科学会誌, 48(3)
285-285, 2011
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