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第122回学術集会(平成23年10月30日(日))
【一般演題】
MEA療法が奏効した絨毛癌の一例
鈴木 志帆, 橋本 和法, 深澤 裕子, 木崎 尚子, 佐々木 かりん, 高橋 伸子, 上田 英梨子, 松井 英雄
東京女子医科大学産婦人科
症例は39歳,4年前に自然流産の既往があり,以後月経周期は整であった.昨年4月を最終月経として妊娠反応陽性となり,不正出血があり前医にて子宮内膜掻爬が行われた.病理では絨毛組織を認めず,HCG下降不良のためMTX単剤療法(50mg/body)施行した.治療後HCGの低下認めるも,陰性化しないため当科に紹介となった.初診時,子宮頸部に血腫様の肉眼的病変を認め,細胞診はclassIV,子宮内膜生検で絨毛癌を認めた.遠隔転移は認めなかった.MEA療法(MTX,Etoposide,Actinomysin-D)を開始し,3サイクル目でHCGはcut off値以下に低下した.頸部の病変は消失しTotal 9サイクル施行したところで治療終了とし,現在はHCGの上昇認めず経過観察としている.
関東連合産科婦人科学会誌, 48(3)
365-365, 2011
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