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第123回学術集会(平成24年6月17日(日))

【一般演題1】
当院における単孔式腹腔鏡手術の導入


三沢 昭彦1, 大野田 晋1, 中島 祐子1, 高山 慶一郎1, 篠塚 正一1, 田中 忠夫2
茅ヶ崎市立病院産婦人科1, 東京慈恵会医科大学産婦人科2


 近年腹腔鏡手術において侵襲性および美容の観点から「単孔式手術」が注目され,増加してきている.当院では2009年より腹腔鏡手術を開始し,2010年12月より単孔式手術を開始した.当院での単孔式の適応基準は卵巣嚢腫切除,付属器切除術,子宮外妊娠手術のうち開腹手術歴がなく,高度の癒着が予想されない症例としている.内訳は2010年12月以降2012年1月までの腹腔鏡手術は22例でそのうち21例を単孔式で行い,1例は卵管留嚢腫による高度の癒着が予想されたため当初より3ポートで手術を行った.付属器切除術8例,卵巣嚢腫切除術11例,卵管切除術2例の21例の単孔式のうち19例でポートを増設することなく術を遂行できた.ポート増設の2例はともに卵巣嚢腫切除術の症例で,止血が困難な症例,術操作困難な症例であった.手術時間は極端に延長することはないものの,3ポートに比べて長くなる傾向があった.これらは単孔式の問題点であるスコープおよび鉗子またはポート同士の干渉が必ず生じ術操作に大きな制約が生まれることにあると考えられた.そのためいかに術操作がしやすく良好な視野を確保することが重要で,術者のみならず助手との連携が非常に重要でありまた,そのためのディバイスも重要であると思われた.また術操作困難な場合は無理することなくポート増設が必要と思われた.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(2) 286-286, 2012


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