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第123回学術集会(平成24年6月17日(日))

【一般演題5】
当院における子宮平滑筋肉腫の臨床病理学的検討


米田 聡美, 武隈 宗孝, 田中 晶, 久慈 志保, 安部 正和, 高橋 伸卓, 平嶋 泰之
静岡県立静岡がんセンター婦人科


 目的;子宮平滑筋肉腫における臨床病理学的特徴を明らかにする.方法:2002年10月から2011年12月までの間に当院で治療を行った子宮平滑筋肉腫は22例であった.このうち,1.当院で初回治療を行った15例について,また,2.進行再発例18例について,その臨床病理学的特徴を後方視的に検討した.結果:1.初回治療15例:I期4例,III期1例,IV期10例であった.うち再発・再燃は12例80%(I期3例,IV期9例)で,再発に影響を与えた因子の検討では,「高度な細胞分裂」が独立した因子として抽出された(p=0.015).進行期,治療法は再発に影響を与えていなかった.2.進行再発例18例の内訳は,進行例11例(III期1例,IV期10例),再発例7例(I期からの再発3例,他院からの紹介4例)であった.転移病巣は,肺転移が14例77.8%で最も多く,リンパ節転移7例38.9%,腹膜播種6例33.3%であった.12例66.7%に化学療法が行われ,レジメンはIFMが8例66.6%と最も多かった.化学療法に対するRRは2例16.7%,DCR(Disease Control Rate)は4例33.3%であった.死亡例は15例83.3%,OSは中央値177日であった.考察:子宮平滑筋肉腫は予後不良である.初回治療時に遠隔転移を認めるものも多く,予後改善にはより有効な化学療法の開発が必須である.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(2) 298-298, 2012


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