関東連合産科婦人科学会
会員ログイン 代表挨拶
総会・学術集会
学会誌
定款
公告
利益相反
役員構成
事務局案内
求人施設一覧
関連リンク

 関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル

<< 学会誌へ戻る
<< 前のページへ戻る

第123回学術集会(平成24年6月17日(日))

【一般演題6】
巨大血腫を形成した子宮頸管妊娠の1例


楢山 知明, 野路 千智, 篠田 真理, 呉屋 憲一, 鈴木 隆弘, 石本 人士, 和泉 俊一郎, 三上 幹男
東海大学医学部産婦人科


 巨大血腫を形成した子宮頸管妊娠症例を経験したので報告する.【症例】29歳,3経妊0経産,前医にて妊娠8週の進行流産の診断にて子宮内容除去術を予定したが,術当日,頸管処置後に大量出血を認め,子宮頸管妊娠の疑いにて同日当院救急搬送された.入院時所見では子宮口から少量の出血を認め,経腟超音波検査および骨盤MRI検査にて頸部は巨大血腫形成により樽様形状を呈していた.入院時Hb9.6 mg/dl,血中hCG値は54688.7 mIU/mlであった.全身状態安定していたため,入院2日目よりMTX 25 mg/bodyを5日間連続投与(筋注)した.入院73日目に血中hCG値は陰転化したが,頸管血腫の大きさに変化はなかった.超音波カラードップラー検査にて頸部に豊富な血流を認めていたため,子宮動脈塞栓術(UAE)後に頸管血腫除去術の方針となった.UAE後4日目に腹腔鏡補助下子宮頸部切開および内容物除去術施行.術後10日目に経過良好にて退院となった.【結語】頸管内に巨大血腫を形成した頸管妊娠を経験した.MTX療法・UAE・血腫除去術により子宮温存が可能であった.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(2) 300-300, 2012


一般社団法人関東連合産科婦人科学会事務局 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-7 麹町パークサイドビル402 株)MAコンベンションコンサルティング内
TEL:03-3288-0993 FAX:03-5275-1192 E-mail:kantorengo@jsog-k.jp
Copyright (C) 一般社団法人関東連合産科婦人科学会