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第123回学術集会(平成24年6月17日(日))

【一般演題20】
難治性腹水を有する婦人科悪性腫瘍患者に対して腹水濾過濃縮再静注法(CART法)を施行した7例の検討


関根 花栄, 須賀 新, 太田 奈月, 祖川 侑子, 楠木 総司, 金田 容秀, 寺尾 泰久, 加藤 聖子, 竹田 省
順天堂大学産婦人科


 目的:癌性腹膜炎による難治性腹水は,腹部膨満感や呼吸苦によりQOLを著しく低下させる.症状緩和に対して腹水穿刺は有効であるが,効果は一過性であり腹水再貯留をきたす.腹水濃縮濾過再静注法(CART法:Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy)は腹水を採取し,濾過・濃縮器を用いて細菌や癌細胞等を除去した後,自己蛋白を再び体内に戻す治療法であり,自覚的苦痛の軽減や循環血漿量維持により全身状態改善を期待できる.当科では,難治性大量腹水を有する化学療法抵抗性癌患者7例(子宮体癌3例,卵巣癌4例)に本法を施行し,ADLの改善を認めたため報告する.方法:2009年〜2012年にCART法を施行した婦人科悪性腫瘍患者7例を対象とし,化学療法と併用して行ったCART法施行前日と翌日の血清(総蛋白,アルブミン,電解質),腹囲,体重,PS(Performance Status)に関して検討した.成績:CART法施行後,腹囲・体重は有意に減少,PSの維持・改善を認めた.施行前後の総蛋白の低下や腎機能・電解質異常を認めなかった.全例に38度台の発熱を認めた.結語:本法は難治性腹水管理において簡便な方法の1つである.腹水除去と共に自己蛋白再利用によって,低蛋白血症軽減やADL向上が得られる.今後,難治性腹水コントロールや自覚症状の軽減,栄養状態の維持において有用であり緩和治療の一端を担っていくと考えられる.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(2) 343-343, 2012


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