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第124回学術集会(平成24年10月28日(日))

【一般演題】
母体トキソプラズマIgG Avidity Index高値にも関わらず先天性トキソプラズマ症を発症した一例


瑞慶覧 美穂, 諏訪 裕人, 京谷 琢治, 高木 剛
群馬県立小児医療センター産科


 近年,妊娠中のトキソプラズマ(以下Tx)感染症の発症時期の推定にTx-IgG Avidity Index(以下AI)が広く用いられるようになってきた.今回我々はTx-IgG AI値からTx既感染と診断し経過観察としたが,出生後に先天性Tx感染症と診断された症例を経験した.症例:30歳初産.妊娠前より家庭菜園での土いじりや鹿の生肉の摂取を頻回に行っていた.自然妊娠後,妊娠8週頃に38度台の発熱が一週間持続した.前医でのスクリーニングでTxテスト640倍と高値のため,後日精査施行.Tx-IgG 47IU/ml,IgM 3.0IU/mlであったため,妊娠18週6日当院紹介となった.初診時の超音波検査では明らかな形態異常は認めず,Tx-IgG 68 IU/ml,IgM 4.3 IU/ml,IgG avidity 55%から,妊娠前既感染と判断し経過観察としていた.妊娠35週頃より推定体重が-1.5〜-2.0SDとFGRを呈したが,明らかな形態異常は認めなかった.妊娠39週6日に経腟分娩で2364g女児出産.Apg 8-9.胎盤病理結果はMild ischemic lesionのみであった.日齢1に頭部MRIを施行したところ,小頭症,髄鞘化遅延および石灰化や出血を疑う結節性多発病変を認め,母体及び児の末梢血,胎盤,臍帯からはPCRにてTx特異的遺伝子が検出され,先天性Tx症と診断された.【結語】今回我々はTx-IgG AI高値をもとにTx既感染と判断し経過観察を選択したが,患者の生活歴や初期の臨床症状等より,ハイリスクと考えてさらなる精査を進めたり,場合によっては治療に踏み切る必要性もあったのではないかと考えた.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(3) 447-447, 2012


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