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第124回学術集会(平成24年10月28日(日))

【一般演題】
ローリスク妊娠取扱い施設でのCystic Hygroma症例の検討


都甲 明子, 江本 龍生, 栗栖 美穂, 竹内 久美, 山口 稔, 横田 明重, 山口 暁
医療法人成和会山口病院産婦人科


【目的】Cystic Hygroma(以下CH)は染色体異常,その他の先天異常,胎児・新生児死亡の頻度が高いと報告されている.しかし,健常児が出生する場合もあり,CH発見時の対応には苦慮している.今回われわれは,当院で経験したCHについて,後方視的検討を行った.【方法】2006年から2012年5月の間に,通常の妊婦健診を行っている際に発見したCH 19例の周産期予後および,CHが見つかった場合の,妊婦や家族への対応を検討した.同時期の総分娩数は12883件であった.【結果】1)CHと診断された母体の平均年齢は31.5(21-39)歳であった.2)初めて異常を指摘された時期は平均妊娠12.6(9-20)週で,CH発見の契機はCH15例,胎児水腫3例,NT肥厚1例であった.3)転帰は,妊娠中断を選択した例10例,IUFD2例,生産5例(健常児3例,47,XY,+21 1例,その他の外表奇形1例),転院などで転帰不明2例であった.4)羊水染色体検査実施4例のうち核型異常1例(47,XY,+21),正常核型3例(46,XX)で羊水検査実施の全員が出産.中絶またはIUFD後に絨毛染色体検査実施5例のうち核型異常2例(45,XO,47,XY,+21),正常核型3例(46,XY).5)生産例では全員が経産婦,CHの増大はなく,妊娠30週までにCHが消失していた.【まとめ】当院で経験したCH症例についての報告を行った.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(3) 448-448, 2012


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