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第124回学術集会(平成24年10月28日(日))

【一般演題】
術前に鑑別し治療することができたOHVIRA症候群1症例とWunderlich症候群1症例


杉山 将樹, 島田 佳苗, 佐藤 茉弥, 大瀬 寛子, 廣瀬 佑介, 西 健, 安藤 智, 板垣 智昭, 満川 元一
水戸赤十字病院産婦人科


 今回我々はほぼ同時期にOHVIRA症候群1症例とWunderlich症候群1症例を経験したので報告する.OHVIRA症候群とWunderlich症候群は共に稀な疾患であり,重複子宮に重複腟の片側腟閉鎖,同側腎欠損を合併したものをOHVIRA(Obstructed hemivagina and ipsilateral renal anomaly)症候群,重複子宮に片側子宮が盲端に終わり子宮頸部留血腫を来たし,同側腎欠損を合併したものをWunderlich症候群という.上記2症候群は臨床症状の発現時期や形態的特徴が非常に類似しており,混同されることが多く,また根治治療に苦慮することもある.今回当院で経験した2症例から,鑑別点や相違点,それぞれの治療法について若干の文献的考察を加え報告する.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(3) 457-457, 2012


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