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第125回学術集会(平成25年6月15日(土),16日(日))

【一般演題】
骨盤位再発率の検討


丸茂 元三, 与那嶺 正行, 安達 麻理, 安部 一也, 小池 ひとみ, 長谷川 澄子, 村木 沙知, 疋田 裕美, 山本 幸彦, 大橋 浩文, 石田 友彦
板橋中央総合病院産婦人科


(目的)骨盤位は妊娠の3〜5%といわれている.その原因に子宮奇形,子宮筋腫合併,前置胎盤など児頭の回転に制限を加えるものがあげられるが,多くの症例では,明らかな原因が不明なことが多い.今回,我々は,第一子を骨盤位で出産した妊婦に注目し,第二子の骨盤位再発率とその原因を検討した.(方法)対象は,当院で,平成22年から平成24年の3年間に出産した3707人中,第一子が骨盤位のため帝王切開した症例で,第二子を,既往帝切のため帝王切開したときの胎位を調べ,第二子の骨盤位の再発率と,骨盤位を再発した症例と再発しなかった症例を比較し,第二子骨盤位の原因を検討した.(成績)第一子骨盤位の症例は47例で,子宮奇形(中隔子宮)1例と子宮筋腫合併2例が含まれていた.47例中,第二子が骨盤位であった症例は2例で,骨盤位再発率は4.2%(2/47)であった.骨盤位を繰り返した症例は子宮奇形1例と子宮筋腫合併1例であった.子宮奇形と子宮筋腫合併症例を除くと,再発率は0%(0/44)であった.(結論)第一子が骨盤位であっても明らかな原因がない場合,骨盤位の再発率は第一子が骨盤位になる確率より低い可能性が示唆された.つまり一回妊娠出産を経験すると,骨盤位のリスクを減らす可能性が示唆された.また子宮奇形や子宮筋腫合併は,たとえ経産婦であっても骨盤位の要因になりうることが示唆された.


関東連合産科婦人科学会誌, 50(2) 338-338, 2013


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