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第126回学術集会(平成25年10月26日(土),27日(日))

【一般演題】
卵巣低悪性度漿液性腺癌3症例の臨床病理学的検討


阿部 結貴1, 長野 浩明1, 鈴木 優人1, 川上 恵1, 上野 麻理子1, 河原 且実1, 森田 吉洋1, 村岡 光恵1, 高木 耕一郎1, 藤林 真理子2
東京女子医科大学東医療センター産婦人科1, 東京女子医科大学東医療センター病理2


【緒言】卵巣漿液性腺癌の約10%は核異型が比較的軽度な低悪性度漿液性腺癌(low grade serous carcinoma;LGSC)であり,高悪性度漿液性腺癌(high grade serous carcinoma;HGSC)とは組織発生,予後が異なると言われている.今回我々はLGSCを3症例経験した.【症例】症例1 55歳 術前化学療法としてTC療法1サイクル施行後に卵巣癌根治手術を施行.残存腫瘍なし.卵巣癌2c期(T2cN0M0)で,病理結果はLGSC.術前化学療法の効果はNC.現在術後4か月経過し術後補助化学療法としてdose-dense TC療法6サイクル目施行中.症例2 64歳 術前化学療法としてTC療法を1サイクル施行後に卵巣癌根治手術を施行.残存腫瘍なし.卵巣癌3c(T3cN1M0)で,病理結果はLGSC.術前化学療法の効果はNC.術後に肺塞栓症発症し,ワーファリン投与.現在術後半年経過し術後補助化学療法としてdose-dense TC療法5サイクル目施行中.症例3 31歳 卵巣癌根治手術施行.残存腫瘍なし.卵巣癌3期(T3cN1M0)で病理結果LGSC.現在術後2カ月経過し術後補助化学療法としてdose-dense TC療法2サイクル目施行中.【考察】LGSCは境界悪性漿液性腫瘍(serous borderline tumor;SBT)と連続して存在する可能性も示唆されている.LGSCは化学療法低感受性であるが,予後はよいとされている.臨床経過,病理学的所見等について文献的考察と併せて報告する.


関東連合産科婦人科学会誌, 50(3) 504-504, 2013


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