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第127回学術集会(平成26年6月21日(土),22日(日))

【日本産科婦人科学会指導医講習会(モーニングセミナー)】
専門医制度改革を視野に入れた
日本小児科学会の取組


鈴木 康之
岐阜大学医学教育開発研究センター,日本小児科学会生涯教育専門医育成委員会


 専門医制度の改革が目前に迫っており,各学会はその対応に迫られている.本セミナーでは小児科専門医の資質向上のための取組を紹介し,産科婦人科学会の皆様と意見交換したい.(1)専門医の医師像:日本小児科学会では諸外国の小児科学会,ACGME,CanMEDSのアウトカムを参考に,5つの小児科医の役割(いわゆるアウトカム)を規定し(@子どもの総合診療医,A育児・健康支援者,B子どもの代弁者,C学識・研究者,Dコーディネーター),下位項目として16の小児科専門医像を設定した.個別の到達目標は3段階に分類して,レベルA(専門研修修了者),B(指導医),C(サブスペシャルティ)というロードマップを提示した.本年度は改訂時期にあたり,新専門医制度を見据えた到達目標の改訂を計画している.(2)指導体制:小児科専門研修の充実のためには指導医の能力向上が不可欠ととらえ,2009年から「小児科医のための臨床研修指導医講習会」を開始し,年2回(2泊3日16時間),毎回約40名の指導医が参加して合宿形式の講習会を実施している.講習会では,アウトカム基盤型教育,成人学習,小児科指導医のあり方,アウトカムに基づいた目標設定,小児科専門研修におけるフィードバック法,診療現場における能力評価,指導困難事例の解決法などのセッションを実施し,その内容は日本小児科学会雑誌に連載されている.講習会はまた次世代の教育リーダー発掘の場と教育研究の場となっており,数多くの若手タスクフォースがon-the-jobで育成され,研究的取組も推進されており,長期的視野に立った指導者の育成が図られている.


関東連合産科婦人科学会誌, 51(2) 236-236, 2014


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