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第127回学術集会(平成26年6月21日(土),22日(日))

【若手ポスターセッション6】
外陰部に発生した血管筋線維芽細胞腫の1例


池田 真利子, 山本 晃人, 角田 陽平, 森 瑛子, 尾崎 景子, 中田 真理世, 山田 隆, 渡辺 美千明, 鴨井 青龍
日本医科大学千葉北総病院


 血管筋線維芽細胞腫は1992年にFletcherらによって提唱された女性の外陰部に発生する比較的稀な間葉系腫瘍である.今回我々は,血管筋線維芽細胞腫の一例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.症例は,67歳4経妊3経産,数か月前より増大傾向をみとめた外陰部腫瘤を主訴に当科受診した.腫瘤は,左大陰唇外側に存在し,疼痛を伴わない約6cm大の表面平滑かつ弾性軟の性状であった.骨盤部MRI検査では,造影効果をともなう血流豊富な間葉系腫瘍を疑う所見であり,外陰部に発生する間葉系腫瘍として血管筋線維芽細胞腫や侵襲性血管粘液腫などの可能性を考え,摘出術を施行した.検体は,周囲との境界は明瞭で,表面平滑であり,非常に柔らかい腫瘍であった.組織学的には,異型や核分裂を伴わない短紡錘形細胞が疎な部分と密な部分とで存在し,周囲に毛細血管や薄壁性の小血管を豊富にみとめた.これらの所見から血管筋線維芽細胞腫と診断した.術後の経過は問題なく,外来にて経過観察中である.


関東連合産科婦人科学会誌, 51(2) 260-260, 2014


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