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第127回学術集会(平成26年6月21日(土),22日(日))

【一般演題口演】
脳海綿状血管腫合併妊娠の1例


今井 宗, 角田 英範, 野池 雅実, 長田 亮介
北信総合病院産婦人科


 脳脊髄に発生する海綿状血管腫は脳血管奇形の1種で,出血によって頭痛や痙攣発作,麻痺といった症状を引き起こすことが知られている.発生頻度は低く,妊娠との合併は稀であるとされており,妊娠合併例についての明確な管理方針は決まっていない.近年のMRIによる診断率の上昇などから,海綿状血管腫の潜在的罹患率は,従来思われていたほど低くはないといった意見もある.今回,脳海綿状血管腫合併妊娠の1症例を経験したので報告する.症例は34歳の未経妊で,29歳のときに頭痛を主訴に脳神経外科を受診し,MRIにて左頭頂葉皮質下の脳海綿状血管腫を指摘され,保存的に経過観察が行われた.今回,妊娠31週1日に帰省分娩を希望して当科を初診した.脳海綿状血管腫については,MRIで再評価を行い,脳神経外科との検討で,経腟分娩の方針とした.妊娠39週3日に陣痛発来で入院し,同日,無事に経腟分娩となった.産褥経過,新生児経過は順調であった.


関東連合産科婦人科学会誌, 51(2) 271-271, 2014


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