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第127回学術集会(平成26年6月21日(土),22日(日))

【一般演題口演】
妊娠中および分娩時に症状が増悪した重症筋無力症合併妊娠の1例


鈴木 崇, 牧野 康男, 永田 怜子, 小平 賢介, 金野 潤, 三谷 穣, 小川 正樹, 松井 英雄
東京女子医科大学産婦人科


【緒言】重症筋無力症(myasthenia gravis:MG)は,抗アセチルコリン受容体抗体が神経筋接合部へ作用し,神経筋伝達を阻害する自己免疫疾患である.生殖年齢での女性の発症頻度は1-5万人あたり1人であり,MG合併妊娠に遭遇する可能性は少なくない.今回我々は,妊娠中および分娩時に症状が増悪したMG合併妊娠を経験したので報告する.【症例】42歳 G3P1.37歳で自然流産後にMGを発症し,プレドニゾロン,免疫抑制剤と抗コリンエステラーゼ薬が開始された.40歳頃に症状改善し,免疫抑制剤が中止された.42歳で自然妊娠.妊娠17週眼瞼下垂を認め,プレドニゾロンが増量された.妊娠28週時にMGによる球麻痺悪化を認め,筋無力症クリーゼの診断で入院管理となり,免疫グロブリン療法および免疫抑制剤が再開された.妊娠33週時に退院後,眼瞼下垂以外の症状の増悪なく経過していた.妊娠37週時に当科入院し,再度免疫グロブリン投与を行った.その後自然陣痛発来したが,分娩第2期の呼吸困難と,動脈血酸素飽和度の低下を認めたため,急速遂娩を行った.出生後,母体の動脈血酸素飽和度は改善した.児は,2544g,男児,Apgar scoreは8/9点(1分/5分値)であった.児への自己抗体移行は認めなかった.産褥2週目および6週目に筋無力症クリーゼを発症し,神経内科入院し加療中である.MGの発症から3年以内での妊娠例や,妊娠前の症状コントロールが不良な症例では妊娠中の増悪の可能性が高いため,周産期管理の上で留意が必要であると思われた.


関東連合産科婦人科学会誌, 51(2) 273-273, 2014


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