関東連合産科婦人科学会
会員ログイン 代表挨拶
総会・学術集会
学会誌
定款
公告
利益相反
役員構成
事務局案内
求人施設一覧
関連リンク

 関東連合産科婦人科学会会誌 オンラインジャーナル

<< 学会誌へ戻る
<< 前のページへ戻る

第127回学術集会(平成26年6月21日(土),22日(日))

【一般演題口演】
拡大経鼻手術を余儀なくされたプロラクチノーマ合併妊娠の1例


重松 幸佑1, 三宅 友子1, 秋山 育美1, 白根 晃1, 田中 誠治1, 山口 隆1, 東梅 久子1, 横尾 郁子1, 北川 浩明1, 山田 正三2
虎の門病院産婦人科1, 虎の門病院間脳下垂体外科2


【緒言】プロラクチン産生下垂体腫瘍では希に妊娠中の腫瘍の増大が報告されている.従って妊娠を希望する場合,妊娠前に外科切除を進める意見もある.今回我々は妊娠を契機に腫瘍の増大と視機能の著明な悪化を認め,妊娠31週に外科切除を施行した下垂体腫瘍の一例を経験したので報告する.【症例】32歳0G0P,外国籍,既婚.無月経,乳汁分泌を主訴に近医産婦人科を受診した.PRL 367 ng/mlと高値で,頭部MRIで28mm大の下垂体腫瘍を認め,カベルゴリンの内服を開始した.PRLは直に正常域まで低下し,月経が発来したが,その直後に自然妊娠したため内服を中止した.しかし妊娠12週にPRLの再上昇と視野狭窄を認めたため内服治療を再開した.妊娠29週には,左眼はほぼ全盲,右眼も外側半盲となり,妊娠31週に拡大経鼻下垂体腫瘍摘出術を施行した.術後視野狭窄は改善し,その後の妊娠経過も良好で,妊娠39週に術後の髄液漏の発生原因となりうる頭蓋内圧亢進を避ける目的に帝王切開で分娩した.出産児は3216g,apgar score 8/9であった.術後経過は母児共に良好で,その後も視野障害,PRLの再上昇,腫瘍の再発を認めていない.【結論】プロラクチノーマは挙児希望がある場合は妊娠前に腫瘍を十分に縮小させてから妊娠を許可するのが一般的である.しかし,妊娠中に腫瘍の増大を認めた場合,通常は内服の再開で腫瘍の縮小と通常妊娠が可能であり,進行性の腫瘍の増大を伴う症例は極めて希である.妊娠中の外科的手術は原則回避すべきであるが,内服治療に抵抗性で進行性の視機能低下を認める場合は外科的手術を検討すべきである.


関東連合産科婦人科学会誌, 51(2) 275-275, 2014


一般社団法人関東連合産科婦人科学会事務局 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-7 麹町パークサイドビル402 株)MAコンベンションコンサルティング内
TEL:03-3288-0993 FAX:03-5275-1192 E-mail:kantorengo@jsog-k.jp
Copyright (C) 一般社団法人関東連合産科婦人科学会