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第127回学術集会(平成26年6月21日(土),22日(日))

【一般演題口演】
前方骨盤内臓全摘術後に発生したperitoneal inclusion cystに対しOK432注入が奏功した1例


山本 さやか, 西澤 千津恵, 飯高 雅夫, 森 篤
長野市民病院婦人科


 OK432は局所に強い炎症を引き起こし,リンパ管腫や胸水の治療に効果のあることが報告されている.今回我々は子宮頸がん3B 放射線治療後の前方骨盤内臓全摘術後)に発生したperitoneal inclusion cystに対してOK342の注入が奏功した症例を経験したので報告する.症例は55歳 CCRT後子宮頚部に癌が残存したので前方骨盤内臓全摘術をおこなった.術後70日目に骨盤前方に10cmの嚢胞が形成され,これによって腸管が圧迫されたため腸閉塞状態となり入院.超音波ガイド下にカテーテル(12Fr)を挿入してドレナージし,症状は改善した.しかし,連日約200mlの排液を認め,減少しなかったため,14日目にOK432を5KE注入.5時間クランプの後開放した.16日目に5KEを追加注入した.注入後に軽度発熱があったが,腹痛吐き気などはなかった.2回目の注入から5日目に排液量が10mlになったので,ドレーンを抜去した.30日後の画像では嚢胞はほぼ消失していた.OK432注入は術後のperitoneal inclusion cystの治療に対して有効であると考えられる.


関東連合産科婦人科学会誌, 51(2) 304-304, 2014


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