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第128回学術集会(平成26年10月25日(土),26日(日))

【若手ポスターセッション1】
当院における周産期救急搬送症例過去8年間の検討


古賀 絵理, 大沼 えみ, 谷口 華子, 田吹 梢, 高見 美緒, 伊藤 朋子, 岩田 亜貴子, 納田 容子, 茶木 修, 中山 昌樹
横浜労災病院産婦人科


【緒言】周産期救急母体搬送症例は緊急性が高く,母児ともに予後不良となる場合も少なくない.妊娠32週〜36週における早産症例について周産期救急母体搬送症例と妊娠初期から当院外来で妊婦健診を受診していた一般妊婦症例とを比較した.【方法】2006年1月から2013年12月までの8年間のうち,妊娠32週〜36週に分娩となった単胎症例の母体年齢,妊娠歴,妊娠方法,分娩様式,児出生体重,Apgar score,臍帯動脈血pHについて検討し母体搬送症例と一般妊婦症例とを比較した.【結果】総分娩件数は421例,このうち周産期救急母体搬送症例は146例(34.7%)であった.母体年齢・妊娠歴・妊娠方法・臍帯動脈血pHでは両群間に有意差を認めなかったが,児出生体重平均値は母体搬送症例では2010g,一般妊婦症例2335gと有意差を認めた(p<0.001).Apgar scoreの平均値は母体搬送症例では1分値7.2/5分値8.5,一般妊婦症例では1分値7.6/5分値8.7と有意な差を認めた(1分値p=0.02/5分値p=0.03).また,帝王切開分娩例は母体搬送では63例(43.1%),一般妊婦では92例(33.4%)と有意差を認めた(オッズ比1.510;95%CI 1.000-2.280,P≦0.05).【結論】当院で過去8年間に分娩管理を行った早産症例のうち,周産期救急母体搬送症例は当院外来で妊婦健診を受診していた一般妊婦と比較して,ハイリスクであることがあらためて確認された.


関東連合産科婦人科学会誌, 51(3) 381-381, 2014


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