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第128回学術集会(平成26年10月25日(土),26日(日))

【一般演題口演】
新規開院した大学附属病院における医師勤務体制構築への新たな取り組み


神保 正利, 西 健, 内山 心美, 小山 恵子, 太田 創, 前田 雄岳, 岡崎 美寿歩, 荒木 美智子, 大山 香, 大槻 克文
昭和大学江東豊洲病院産婦人科


(目的)当院は“女性とこどもにやさしい病院”を理念とし,さらには革新的な試みである年中無休を掲げて2014年3月に新規開院した周産期医療に重点を置く大学附属病院である.大学医局員の減少や育児を行う女性医師の増加の一方で大学病院の使命である教育や研究も行う必要があるために,働きやすい職場環境の整備が必須である.そこで当院では勤務形態の異なる医師を融合させた効率的な勤務体制を検討したので今後の課題を含めて報告する.(内容)開院当初は当直も含めて勤務可能な医師が7名,その他勤務時間に制約がある育児中の女性医師2名と妊娠中の医師1名であり,当直を含めた医師の勤務緩和は困難であった.開院2週間後より本院から当直のサポートが得られたため,当直回数は減り,さらに当直明けの勤務緩和(業務免除)を実施した.また,育児中の女性医師には可能な限り外来を担当とし,勤務パターンの異なる医師間の申し送りや診療方針についての閲覧や議論が院外からいつでもできるクラウドシステムを活用した.(結果)当直明けに業務免除とすることによって,家庭のサポートや学習の時間が確保できた.また,育児中の女性医師は外来を主として担当することにより,当直を行う常勤医師と協働体制をとって,存在感と一体感を得た.クラウドシステムの活用によって勤務医師全てが常に最新の勤務情報を共有することができた.(まとめ)現時点で多様な勤務形態に対応しているが,今後臨床業務が繁忙化するにつれて更なる医師間での協力や患者からの理解取得が必須である.また,魅力ある産婦人科勤務環境構築には医師増員だけでなく,より柔軟で効率的な勤務形態を探求することが望まれる.


関東連合産科婦人科学会誌, 51(3) 435-435, 2014


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