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第128回学術集会(平成26年10月25日(土),26日(日))

【一般演題口演】
外科的処置にて止血不能であった産道深部裂傷に対し経皮的動脈塞栓術を施行した1例


田内 麻依子, 本間 進, 中林 誠, 竹中 慎, 松浦 玲, 青木 弘子, 中山 健, 横川 香, 市原 三義, 佐々木 康, 小川 公一
昭和大学藤が丘病院産婦人科


【緒言】近年重症産科出血に対する経皮的動脈塞栓術(TAE)の有用性が広く認識されつつある.今回我々は産道深部裂傷に対し麻酔下で縫合処置を行うも止血不能であり,TAEにて止血し救命し得た症例を経験したので報告する.【症例】27歳0経産,妊娠37週1日前期破水および胎児機能不全の診断にて前医より母体搬送された.来院時子宮口全開大,排臨の状態であったが児心拍は80bpmの高度徐脈であり,胎児機能不全の診断にて吸引分娩を施行した.分娩2時間後顔面は蒼白,SI1.5とショックを呈し,内診にて膣壁よりの出血を確認したためただちに輸血開始,手術室にて全身麻酔下で裂傷縫合術を施行した.手術終了し帰室しようとしたところ創部より再出血を認めたため縫合を追加し,さらに骨盤深部よりの出血の可能性を考え膣内ガーゼ充填にて経過を観察していた.手術1時間後再びショックとなり緊急造影CT施行.膣壁深部よりの動脈性出血を確認した.放射線科に依頼し緊急TAE施行.内腸骨動脈分枝の膣動脈が出血源であり,シアノアクリレートにて塞栓を施行した.総出血量は2953ml(分娩時323ml,1時間後12ml,2時間後958ml,手術時1660ml)であり,RCC24単位,FFP14単位の輸血を施行した.TAE後バイタルサインは速やかに改善,右後腹膜腔に血腫が残存したものの第15病日退院した.【結論】分娩後の外出血に見合わないバイタルサインの変化,外科的処置にて止血困難な産道裂傷は深部血管損傷の可能性を考え,TAEを前提とした造影CTでの出血源精査を速やかに行うべきである.


関東連合産科婦人科学会誌, 51(3) 444-444, 2014


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