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第108回学術集会(平成16年10月10日(日))

【一般演題】
卵巣悪性腫瘍2
当院における若年性卵巣悪性腫瘍の7例の検討


石黒 葉子1), 永瀬 絵里1), 呉屋 憲一2), 池田 仁恵2), 吉武 朋子2), 平澤 猛2), 村松 俊成1), 淡路 英雄1), 篠塚 孝男1), 牧野 恒久2)
東海大学付属大磯病院産婦人科1), 東海大学付属病院産婦人科2)


 当院で過去5年間において,27歳以下の卵巣悪性腫瘍を7例経験したので報告する.7例の初診時の平均年齢は18.9歳〜26.6歳(平均22.2歳)で,全例が未婚,妊娠歴なしであった.病理組織型は表層上皮性卵巣腫瘍4例(粘液性腺癌3例,漿液性腺癌1例)と,未熟奇形種,ヨークザック腫瘍,若年性顆粒膜細胞腫各1例であった.FIGOの進行期分類では,上皮性卵巣癌の4例は術中破たん1例を含め3例がIc期で,漿液性腺癌の1例はIV期であった.未熟奇形種,ヨークザック腫瘍,若年性顆粒膜細胞腫はともにIc期であった.7例全例に妊孕性を温存した手術を行った.手術後の化学療法は上皮性卵巣癌の4例にはカルボプラチン,パクリタキセルを主体とした治療を行い,未熟奇形種とヨークザック腫瘍にはシスプラチン,エトポシド,ペプロマイシンの3剤併用の化学療法を,若年性顆粒膜細胞腫の症例にはイホマイド,ピラルビシン,シスプラチンの3剤併用化学療法を施行した.これら7例とも全例7〜44ヶ月生存し,漿液性腺癌IV期の症例以外は再発徴候はみられていない.これらの症例につき,施行した手術術式や,投与した化学療法剤,その組織型,腫瘍マーカーの推移も呈示しながら報告する.また,漿液性腺癌IV期の症例については別に報告する.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 41(3) 252-252, 2004


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