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第105回学術集会(平成15年6月8日)

【一般演題】
子宮筋腫/肉腫
子宮筋腫変性例のMRI所見と病理学的所見の検討


勝俣 友美子, 島貫 洋人, 荻島 大貴, 武内 裕之, 木下 勝之
順天堂大学産婦人科


 【目的】腹腔鏡下子宮筋腫核出術(LM)は体腔内での安全確実な核出や回収が求められるため,筋腫の性状に関する術前評価が重要である.特に核出回収が難しい筋腫核変性例の子宮平滑筋肉腫との鑑別は困難とされている.術前骨盤MRIと病理学的所見を検討した.【方法】対象は00〜02年までのLM症例340例の内,術中核出および回収が困難であった変性例28例を選択し,このうち術前骨盤MRI所見と筋腫核の病理学的所見が得られた18例を対象とした.LMはすべての操作を体腔内で行い,筋腫核の回収はモルセレーターを用いた.【成績】cystic adenomyomaの2例をのぞく16例がleiomyomaであり,すべてにヒアリン変性または水腫変性を認めた.MRI所見はT1強調画像は全例low intensity,T2強調画像はhigh intensity(H群),iso intensity(I群),low intensity(L群),low intensityとhigh intensityが混在する(M群)4群に分類した.病理所見における変性の程度(変性の占める面積)はH,I,L,M群でそれぞれヒアリン変性+/水腫変性++,++/++,+++/+,++/+であった.造影T1強調画像と変性の程度や種類に一定の傾向は認めなかった.【結果】筋腫核の変性のMRI所見は,一般的にT2強調画像でhigh intensityを示すとされているが,low及びiso intensityを示す筋腫核にも変性が認められた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(2) 176-176, 2003


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