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第106回学術集会(平成15年10月5日)

【一般演題】
性器病理
付属器膿瘍を発症した片側腟閉鎖を伴う重複子宮,片側腎無形成の一例


宇野 雅哉, 岡崎 志帆, 古澤 嘉明, 森岡 幹, 大塚 伊佐夫, 清水 幸子
亀田総合病院産婦人科


 傍頚部嚢胞を伴った子宮の重複奇形は,発生学上の関係から泌尿器系の先天異常が合併することが知られている.子宮の重複奇形に傍頚部嚢胞を伴い片側腎無形成を合併する症例は傍頚部嚢胞の組織学的発生から分類されている.また,その発見時期・初発症状は,初経初来時の過度な月経時下腹痛が多いとされる.今回,私たちは片側腟閉鎖を伴う重複子宮,片側腎無形成の症例で,付属器膿瘍を発症し診断された症例を経験したので報告する.症例は,23歳,0回経妊.下腹痛,発熱を主訴に近医内科を受診.骨盤腹膜炎の診断にて当院紹介となった.腟鏡診にて,腟壁の瘻孔からの悪臭を伴う膿汁の排出がみられた.エコー,MRIの画像診断では,重複子宮,左子宮に続く留膿腫と考えられる嚢胞像,左付属器に膿瘍と思われる嚢胞像の所見を認めた.なお,以前より先天的な片腎欠損が指摘されている.血液学的には,著名な炎症所見を認めた.入院後,抗生剤投与,腟洗浄にて加療したが,炎症兆候の改善が得られなかった.このため,外科的治療を選択することとした.YAGレーザーによる経腟的な腟中隔切開・開窓を行った後,腹腔鏡にて腹腔内を観察し,左付属器切除術を行った.開窓後,左子宮膣部を肉眼的に確認した.術後,炎症兆候は改善し退院となった.現在外来にて経過観察中だが,月経は順調で再発兆候は認めていない.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 40(3) 336-336, 2003


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