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第110回学術集会(平成17年10月15日(土),16(日))

【一般演題】
子宮外妊娠
MTX大量療法によって保存的に治療された子宮頸管妊娠の一例


中山 大栄, 高橋 千絵, 杉山 里英, 向田 一憲, 加塚 祐洋, 岸本 恭紀, 柳下 正人, 井坂 惠一
東京医科大学産科婦人科学教室


 頸管妊娠は2500から12000例に1例と比較的稀な疾患である.近年,妊娠初期におけるルーチンの経腟超音波検査の普及により早期診断可能症例が増加し,保存的治療の成功例が多数報告されているものの,依然大量出血などによる子宮全摘術を余儀なくされる症例も少なくない.今回我々は,妊娠6週の頸管妊娠に対し,尿中hCGを指標にメトトレキセートの大量療法を行い,子宮を温存し得た一例について報告する.症例は23歳,0経妊0経産.無月経を主訴に前医受診.妊娠5週頸管妊娠疑いの診断にて厳重フォローアップされていたが,大量性器出血を認め当院へ搬送となった.尿中hCG2000 iu/lでありMTX大量療法を3クール施行したところ,hCGは順調に640 iu/lまで低下し,妊娠部位の壊死所見を認めたため外来にて経過観察とした.その後尿中hCGは順調に低下し,基準値以下となり,月経発来を認めた.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 42(3) 319-319, 2005


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