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第110回学術集会(平成17年10月15日(土),16(日))

【一般演題】
その他(3)
不定的愁訴とHSV(CF)抗体価から治療的診断をし得た不顕性感染,くすぶり様再発型外陰ヘルペスの一症例


佐藤 洋一
法務省矯正局東京少年鑑別所, 勝部歯科医院婦人科


 外陰ヘルペスは激烈な疼痛を伴い,外陰部に独特な潰瘍様病変を起こして発症するが,治癒後も神経節に持続感染して,宿主との相互関係から,初発時ほどの症状でなく再発を繰り返すものとされている.その一方で,不顕性感染もあり,その際は,診断に苦慮されることがある.特に,外陰部・膣の違和感,疼痛感,膀胱症状の訴え方の表現は個人差がある.この度,不顕性感染,くすぶり様に再発する外陰ヘルペスをHSV(CF)抗体価の測定とともに愁訴から治療的診断をし得た40歳未産の症例を経験したので報告する.本症例は,この3―4年,種々の婦人科的・泌尿器科的検査,膀胱の形成手術,精神科・内科から抗精神薬投与等治療を受けた.膣,外陰部にしぼられるような痛みを強い感じることがあり,婦人科の診察,あるいはヘルペスの様な水疱等は出現したことがないと受診.尚,口唇にヘルペスと考え得る痂皮形成をした発疹が出現することがある.以上より,非定型なヘルペスも考え,検査治療,単純ヘルペス感染症の診断に到った.現在,アシクロビルの維持投与中である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会報, 42(3) 394-394, 2005


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