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【症例報告】
辺縁前置胎盤を合併した子宮内胎児死亡症例に対し,子宮鏡を用いて,治療的流産を実施した1例


中山 毅, 石橋 武蔵, 田中 一範
JA静岡厚生連静岡厚生病院産婦人科


 妊娠中期において,前置胎盤や低置胎盤を認める頻度は,正期産の約10倍であるとされる.そのため,妊娠中期に治療的流産や人工妊娠中絶を実施する際に,胎盤位置異常を認めることは比較的頻度が高く,分娩方針を決定する一つの大きな要因となる.今回,妊娠16週において子宮内胎児死亡,辺縁前置胎盤と診断した症例を経験した.前置胎盤におけるゲメプロスト腟坐剤の投与が禁忌とされているため,頸管拡張後に子宮内容除去術を施行することとした.その際に子宮鏡を使用したところ,前置胎盤の確認,主要な栄養血管に対する凝固切開,子宮内腔からの出血に対する止血操作のみならず,灌流圧により卵膜は自然に剥離され,子宮内容を容易に娩出せしめることができた.娩出後,胎児頸部に3重の臍帯巻絡があることを確認することができ,胎児死亡の原因推定も可能となった.術中出血も少なく,術後も異常なく経過した.治療的流産に子宮鏡を使用した報告はなく,これらの有用性や安全性については,症例を重ね慎重に検討する必要がある.本例より妊娠中期に辺縁前置胎盤を認める場合の子宮内容除去術に対して,子宮鏡を使用することは,安全かつ有用な手技となる可能性があると考えられた.

Key words:Placenta Previa, Dilatation and Curettage, Trans-Cervical Resection

日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(1) 85-91, 2010


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