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第120回学術集会(平成22年11月28日(日))

【一般演題】
その他悪性腫瘍
子宮体部に転移した悪性リンパ腫の1例


山縣 麻衣, 金田 佳子, 岡山 潤, 尾崎 江都子, 海野 洋一, 伊澤 美彦
国保松戸市立病院産婦人科


子宮体部に発生する悪性リンパ腫は比較的稀とされている.今回我々は,悪性リンパ腫の寛解後に子宮体部への転移を認めた1例を経験したので報告する.症例は61歳女性,3経妊3経産,閉経52歳.2005年B細胞性慢性リンパ性白血病(B-CLL)と彌慢性大細胞型B細胞性リンパ腫(DLBCL)の診断にてR-CHOP療法を行った.左脛骨に腫瘤残存し放射線療法を追加,完全寛解となっていた.2009年12月から微熱,2010年1月29日再発を念頭に精査するもCTにては異常所見を認めなかった.Gaシンチにて鼻右側にGa異常取り込みあり,2月末から寝汗出現,その後,38度以上の発熱,体重減少が出現,リンパ腫病期診断の全身症状(B症状)を示した.上記は生検困難であった.4月8日骨髄検査ではB-CLLの診断となった.しかし,B-CLLのみではB症状を来たすことなく,更なる精査を進めた.4月26日再検にて子宮に一致し,Ga異常集積を認め,当科紹介となった.経腟エコーでは異常所見なく,骨盤MRIの造影検査で,ほぼ均一な造影効果を認めた.診断及び治療目的に開腹手術を施行した.開腹時,子宮腫大所見はなかったは,脆弱で易出血性であり,出血量が多くなってきたため腟上部切断術を施行した.術後病理診断はDLBCLであった.術後,血液内科にて化学療法を施行中である.


日本産科婦人科学会関東連合地方部会会誌, 47(3) 351-351, 2010


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