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第123回学術集会(平成24年6月17日(日))

【一般演題13】
術前のmapping biopsyにより完全切除し得た広範囲外陰Paget病の1例


小暮 健二郎, 寺門 千華, 三森 麻子, 中山 大栄, 寺内 文敏, 井坂 惠一
東京医科大学産科婦人科学教室


 外陰Paget病に対して,術前の詳細なmapping biopsyにより病巣を把握し,肛門管および外陰切除と分層皮膚移植による再建を行い,良好な経過を得た1症例を経験したので報告する.症例は67歳の女性,2年前より右大陰唇に2cmの難治性湿疹を認めていたが,増大傾向であったため前医受診し,皮膚生検にて外陰Paget病と診断された.肛門管への浸潤を含む広範囲な病変が疑われ,手術目的に当院紹介となった.術前のmappingに従い,病変部辺縁から3cm離し,単純外陰切除を行った.肛門方向の病変は歯状線までの切除を行い,術中迅速病理診断にて残存腫瘍がないことを確認した.皮膚欠損に対して右大腿より採皮を行い,分層植皮を施行した.病理結果ではPaget細胞は上皮内に限局し,切除断端に病変は認めないため追加治療はせずに,現在外来にて経過観察中である.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(2) 322-322, 2012


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