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第124回学術集会(平成24年10月28日(日))

【一般演題】
当院におけるHELLP症候群の臨床的検討


若佐谷 敦, 島田 和彦, 厚木 右介, 森澤 宏行, 高橋 佳容子, 山田 哲夫, 大和田 倫孝, 佐藤 郁夫
国際医療福祉大学病院産婦人科


【はじめに】HELLP症候群は溶血,肝由来酵素の上昇,血小板減少を伴う症候群で,妊娠高血圧症候群との関連が示唆され,適切な管理が成されないと母児ともに予後不良である.今回当院で経験したHELLP症候群について後方視的に検討したので報告する.【対象・方法】2006年4月から2012年4月までに当科で治療を行ったHELLP症候群9例を対象に臨床的検討を行った.なお,HELLP症候群の診断はSibaiの基準に準拠した.【成績】母体年齢は24−38歳(中央値31歳)で,初産7例,経産2例であった.診断時期は妊娠中が1例で,妊娠34週で緊急帝王切開が行われた.産褥期に診断されたのは8例で,分娩後1−4日(中央値1日)で,分娩週数は26−39週(中央値34.5週)であった.緊急帝王切開による分娩が8例,経腟分娩1例であった.2例ではDICを発症して,輸血が実施された.自覚症状として,上腹部痛やむかつきが3例に確認されたが,6例では無症状であった.最低血小板数は2.1−11.0万/μl(中央値4.6万)であった.8例で妊娠高血圧症候群の合併が見られた.【結論】今回の検討から,HELLP症候群では妊娠高血圧症候群の合併が高率に見られた.文献的考察を加えて報告する.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(3) 426-426, 2012


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