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第124回学術集会(平成24年10月28日(日))

【一般演題】
不妊治療終結に対する情報提供〜当院不妊学級での取り組み〜


野口 幸子1, 杉本 公平1, 鴨下 桂子1, 伊藤 由紀1, 横須賀 治子1, 飯倉 絵理1, 川口 里恵1, 拝野 貴之1, 林 博2, 大浦 訓章1, 岡本 愛光1, 田中 忠夫1
東京慈恵会医科大学産婦人科1, 恵愛病院生殖医療センター産婦人科2


【緒言】以前我々は治療終結に対する医師の関与の必要性について報告し,当院では不妊学級で『不妊治療の終結』について医師から説明を行っている.【目的】医師が行う治療終結への情報提供等に対する不妊患者の評価,医師の治療終結との係わり等について検討する.【方法】不妊学級に参加した患者185人(男性83人,女性102人)を対象としてアンケートを施行し,その結果を男女別,年齢別等で比較検討した.【結果】男性の平均年齢は39.8歳,女性は37.6歳であった.説明会で不妊治療ケアの話を行うことが適切かという質問と治療終結に対する情報を提供することが適切かという質問に対しては男女とも『非常に適切である』,『適切である』と肯定的な評価が95%以上であった.治療終結の情報について知っているかの質問に対しては『知っていた』と答えたのは男性で16.9%,女性で23%と半数以下であった.医師が行う治療終結のカウンセリングについて『非常に適切である』あるいは『適切である』と回答したのは男性95.2%,女性99%であり否定的な回答はほとんどなかった.医師のカウンセリングに対して『受けてみたい』と答えたのは男性56.6%,女性73.5%であった.また,治療終結の情報を『あまり知らなかった』,『全く知らなかった』と答えた群は医師のカウンセリングを『受けてみたい』と回答する割合が少なかった.【結論】ART開始前に治療終結の情報を提供することは適切であり,医師がカウンセリングを行うことは適切と考えていることが再確認された.不妊治療終結の情報は周知されておらず,これらの情報が啓蒙されていく必要があると考えられた.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(3) 459-459, 2012


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