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第124回学術集会(平成24年10月28日(日))

【一般演題】
子宮鏡下手術における術前ジエノゲスト投与に関する検討


平田 豪1, 祐森 明日菜1, 成毛 友希1, 古野 敦子1, 北川 雅一1, 片山 佳代1, 大島 綾1, 村瀬 真理子1, 吉田 浩1, 平原 史樹2
横浜市立大学附属市民総合医療センター婦人科1, 横浜市立大学附属病院産婦人科2


【緒言】子宮鏡下手術を行う際は,子宮内膜の肥厚による視野の悪化を避けるために,手術日を月経直後に合わせる必要があり,予期せぬ月経周期のずれがあった場合には,手術の延期など,不都合が生じることがある.そこで,我々はジェノゲストを子宮鏡下手術の術前に投与し,子宮内膜を菲薄化することにより,手術の視野を安全に得るという工夫をしている.【目的】2011年9月から2012年3月の間に子宮鏡下手術を行ったもののうち,ジェノゲストを術前投与した症例について,背景,投与期間,手術時間,ジェノゲスト投与前後の腫瘍径,検査値,副作用に関し,後方視的に検討した.【結果】対象は子宮鏡下粘膜下筋腫切除術(TCR-m)10例,子宮鏡下内膜ポリープ切除術(TCR-p)4例の計14例で,平均年齢は40.5±4.6歳,ジェノゲストの平均投与期間は35.0±16.0日間であった.子宮筋腫の2/10例(20.0%),内膜ポリープの2/4例(50%)で最大径の30%以上の縮小をみとめた.ジェノゲスト投与後の手術直前のホルモン値はE2 89.3±60pg/ml,FSH 6.6±2.0mIU/ml,LH 5.9±3.5mIU/ml,P4 2.6±4.2ng/mlであった.軽度の不正出血を認めたものが2/14例(14.2%)あったが,手術の延期を要するような重篤な副作用が出た症例はなかった.【結論】子宮鏡下手術においてジェノゲストを術前投与し,子宮内環境を整えることにより,安全かつ,簡便に適切な術野を確保できると考えられた.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(3) 473-473, 2012


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