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第124回学術集会(平成24年10月28日(日))

【一般演題】
術前にlow grade ESSと診断した1例


荒川 香, 岡田 裕美子, 秋野 亮介, 真井 博史, 三村 貴志, 大森 明澄, 折坂 勝, 安藤 直子, 佐々木 康, 小川 公一
昭和大学横浜市北部病院産婦人科


[緒言]子宮内膜間質肉腫は子宮悪性腫瘍のうち0.2〜2.0%の頻度で発生する比較的稀な腫瘍である.臨床的に子宮筋腫と類似しており,術前の診断が困難な事が多い.今回我々は術前のCTガイド下生検によりlow grade ESSと診断した症例を経験したので報告する.[症例]46歳7経妊3経産4回人工流産.過多月経を主訴に前医を受診し子宮筋腫の診断にて当院紹介となった.MRIで子宮体部後壁に97mm大の腫瘤を認め,Junctional zoneは不明瞭で子宮内腔に向かい浸潤性に発育していた.子宮内膜間質肉腫が疑われた.子宮頸部および子宮内膜細胞診はCLASS1.PET-CTにてMRIで指摘された腫瘤に強い集積を認めたため,CTガイド下生検を施行した.平滑筋組織とともに内膜間質様の組織が観察され,子宮内膜間質性腫瘍が疑われた.画像診断,生検結果より,低悪性度子宮内膜間質肉腫と診断した.子宮全摘術,両側付属器切除術を施行.病理結果は,low grade ESSの診断であった.現在術後補助療法としてMPA療法を行っている.[結論]今回我々は術前にlow grade ESSと診断した症例を経験した.今後,画像診断で疑い,CTガイド下生検をすることによって,術前に診断できる可能性があると考えた.


関東連合産科婦人科学会誌, 49(3) 477-477, 2012


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